初めて国政選挙の立会人に従事した話。

私は先日の参議院選挙の投票日当日、立会人という職務に従事しました。

そうなった経緯としては、まず私は自分が住む地域の自治会に加入しており、今年度はなぜか自治会長になってしまったことから始まります。

自治会長の職務は大小様々あり、盛りだくさん?なのでまた別にお話できればと思います。

自治会長は、市役所からいろいろな頼まれごとを受けます。

今回の選挙立会人もその一つでした。

私に、というわけではなく、私の属する自治会から、数名立会人として選出してください、という依頼があったのです。

でも、もちろん面倒臭いことに変わり無いので、あまり積極的に手をあげる人はいないため、私は初めから自分はやるつもりでいました。

幸い、市役所から指定された人数は確保できました。

立会人は、選挙が公正に行われているかどうかをチェックするため、投票所ごとに数名必要だそうです。(投票所によっては、住民の協力が得られず、立会人が確保できなかったがために投票所として運用できなかったこともあるそうです)

ただ、やることは、じっと座るだけ、です。

基本的に、投票所での案内・説明役は市役所の職員さん等が担当しています。

我々立会人は、ただひたすら、投票する人を眺めたり、投票済証を並べてみたりして、ひたすら時の流れるのを待つだけでした。

私は午後の部を担当したため、午後1時半から午後8時までの間が従事時間でした。

その時立会人役として私含め3名おり、2名が立会人として座り、1名は休憩で、30分でローテーションするという流れでした。

ですから、1時間座って、30分休憩する、という感じです。

市役所の方も同じようにローテーションをして休憩をとっておられました。

長い1日になるなあ、と思っていましたが、もともとの仕事柄待つことには慣れていましたので、割とあっけなく終わったな、という感じでした。

ちなみに、投票する際、みなさんはどうやって投票しますか?

というのは、票を投票箱に入れる際に、票を折ったり、折らなかったり、人によって入れ方が違うことに気づいたからです。

私自身は、票は縦半分に追って投票箱に入れていました。

なんとなく、人の目に候補者名が見られないようにした方がいいような気がしたのと、投票箱に入れる際、縦に折って入れた方がすんなり入りそうだなと思って、いつもそうしていました。

具体的に集計をとったわけではありませんが、私の従事した投票所で言えば、私と同じような「縦半分」スタイルが多い印象でした。

次いで多いのが、「全く折らない」スタイルでした。

そのままストンと、入れるだけです。

このスタイルの特徴は、紙がペラつくため、投票箱に入れるのに若干手こずる人がちらほらいらっしゃいました。

あとは「横半分」スタイル。

これは「縦半分」と同じかと思いきや、不思議と入れる時に「折らない」同様手こずる人がちらほらいた印象です。

投票口にひっかかって、指でツンとトドメをさす人が多いのもこのスタイルの特徴です。

あとは「四つ折り」スタイルがあって、これは少数派でした。

さらにレアキャラとしては「八つ折り」スタイルもおり、これは私の従事した投票所では一人いたくらいです。

入れづらそうかと思いきや、サクッと入れてスッと帰られていきました。

午後8時になると、責任者の方が終了を宣言し(実際に、宣言されていました。棒読みで。)、投票箱に南京錠を3個掛けて投票が終了となりました。

私は立会人の中から、開票所へ市役所の方と一緒に投票箱を持っていく役も頼まれました。

これを送致というのだそうですが、私と市役所の方で一つずつ投票箱を持って、車で移動して開票所まで持っていきました。

開票所は地元の総合体育館となっており、ここに到着すると続々と各地の投票所から投票箱が持ち込まれていました。

開票所の方(こちらも市の職員さんだそうです)へ投票箱を引き継ぐと、開票所の職員さんは目がぎらついており、「あとは任せてください!お疲れ様でした!」と、逞しい感じがしたのと同時に、なんだか「遅くまで開票作業をやるために今から無理やりテンションを上げている」0ような感じにも見受けられて、若干痛ましさも感じました。

一緒に送致した職員さんの話では、やはりこういった選挙の際は、市役所総出で臨むとのことで、なかなか大変なことだなと思った次第でした。

選挙ではさまざまな候補者が持ち上げられたり、日の目を見なかったりですが、そういった候補者の陰でさまざまな方々の働きがあって、選挙という国の一大行事が支えられ、行われているのだなと、つくづく実感しました。

市役所の方々、本当にお疲れ様でした。

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