Kindle Paperwhiteを10ヶ月使ってみた感想

読書

去年の春、コロナ禍による緊急事態宣言が発令され、私の職場も一時期リモートワークが導入されました。
自宅で過ごす時間だけが増え、仕事量が減ったことから、本を読む機会が増えました。
しかし、本が増えると、それを置くスペースも必要となることが気がかりでした。

そこで私は、以前から興味があった電子書籍リーダーの購入することにしました。

様々な電子書籍リーダーから、私はAmazonが販売する「Kindle Paperwhite」を購入しました。

今回は私がKindle Paperwhiteを購入した理由と、購入してから10ヶ月使用してみた感想についてお話します。

Kindleとは

Kindleは、Amazonが提供する電子書籍サービスの総称です。

電子書籍や電子書籍リーダー端末、電子書籍アプリ等、様々なかたちでKindleというサービスが浸透しています。

端末にも複数のモデルがあり、価格や性能に特徴があります。

Kindleアプリはスマホやパソコンで利用できるため、端末がなくても電子書籍が読めます。

Paperwhiteとは

Paperwhiteは、電子書籍リーダー端末の一つです。

Paperwhiteの特徴は

  • 紙に近い見た目で読みやすい
  • 軽量
  • バッテリーが長持ち
  • 防水性能

といった特徴があります。

また、Paperwhite自体にも選べるオプションがあり、

  • 通信方法で、Wi-Fiモデルかセルラーモデルか
  • 容量で、8GBか32GBか
  • 広告の有無

といった選択肢があります。

通信方法では、Wi-Fiモデルの方がセルラーモデルより5千円程度安価です。
セルラーモデルでももちろんWi-Fiでの利用が可能ですが、これに加えて無料の4G通信による通信が可能です。
Wi-Fi環境のない場合でも4Gで書籍をダウンロードすることができます。

容量は8GBの方が32GBよりも2千円程度安価です。

広告は、有りの方が無しの方より2千円程度安価です。

私は下の画像と同じ設定で、Wi-Fiモデル、32GB、広告無しを選択しました。
ちなみにコロナ禍だったためか、品切れでしばらく発売まで待った記憶があります。

Paperwhite以外のKindle端末としては、Kindle、Kindle oasis、子供向けのKindleキッズモデルがあります。

使い方

AmazonでKindle本を購入します。

検索欄に書籍名を入れて検索し、カテゴリーからKindle本を選択すると、Kindleに対応している書籍が抽出されます。

Kindle版だと、通常の単行本のものより数百円価格が低く設定されている場合がほとんどです。

購入したKindle本を、Paperwhiteでダウンロードし、ダウンロードが終了し次第すぐに読むことができます。
端末の容量が足りなくなったとしても、一旦書籍を削除して、再ダウンロードすることも可能です。
この点だけで考えれば8GBモデルでも全く問題はありません。
漫画の場合は容量が大きいため、漫画データを何冊分も持ち運びたい場合は、32GBにした方が面倒じゃなさそうです。

Kindleには、Kindle Unlimitedという月額千円程度で読み放題というサブスクリプションのサービスもあり、書籍代がかさむ心配なく何冊もの本を楽しめます。

メリット

  • e-inkで読みやすい
  • どこでも持ち運べる
  • 防水使用
  • バッテリーの持続力がすごい
  • 読書に集中できる

e-inkで読みやすい

Paperwhiteではe-inkという会社が開発した技術が使われており、目に優しく、明るいところや暗いところで読んでも見やすいため、目が疲れないというメリットがあります。

通常の液晶だと、端末内のライトが目を直接照らす方向へ向いています。
一方、Paperwhiteではe-inkの技術によって、端末内のライトが間接照明のようにやわらかく照らされているため、目が疲れないというものだそうです。

どこでも持ち運べる

Paperwhiteの重量はWi-Fiモデルが約180g、セルラーモデルが約190gと、軽量です。
鞄に入れておいても負担は変わらないです。
文庫本1冊が約110gなので、Paperwhite1個で、文庫本2冊以下の重量ということになります。

軽いので、常に持ち歩いていたいですね。

防水使用

Kindle PaperwhiteはIPX8等級の防水機能を備えています。真水で水深2メートルまで最大60分耐えられるので、うっかり水に落としても安心。

Amazon公式サイトより

公式によれば、うっかり水に落としても安心だそうです。

私自身、風呂場で、シャワーを浴びながら、浴槽に浸かりながらといった、端末に水飛沫がかかるような環境で使用していますが、これまで不具合や故障が生じたことはありません。
とは言え、USB端子は常にむき出しで心配なので、完全に水没させての使用はしたことがありません(笑

バッテリーの持続力がすごい

バッテリーが1週間くらい余裕で持ちます。

数日使い続け、ふと「あ、そういえばこれ充電大丈夫だっけ」と少し焦ってバッテリーをチェックしてもまだ50%もある、とかざらです。

Micro-USBで充電できるので、充電環境に困ることもありません。

読書に集中できる

PaperwhiteはKindle等の電子書籍に特化した端末ですから、ゲームやWEBブラウジング等の機能はありません。

それが、iPad等のタブレット端末との機能差ではありますが、これを劣っていると取るか、優れているととるか、人によります。

タブレット端末だと、ついついゲームや他のWEBサイトを見たり、Twitterを見たりしてしまい、読書に集中することができない人が多いと思います。
私なんかはまさにそういうタイプです。

ですから、私は読書に特化しているという点で見れば、Paperwhiteは他のタブレット端末より優れている思います。

デメリット

  • 動作が緩慢
  • カラー表示できない

動作が緩慢

私がPaperwhiteを使っている中で一番気になるのは、この動作の反応の悪さです。

Paperwhiteには「ハイライト機能」があります。
これは、例えるなら、紙の本にマーカーをひくようなものです。
端末上で文章を長押しして範囲を選択すると、マーキングしてくれて、後でその部分だけピックアップすることができるといった便利な機能です。

しかし、せっかく便利な機能も、Paperwhiteの反応の悪さで、長押ししたまま範囲を選択する時に、細かい範囲の調整がし辛く、ページを跨いで選択する時もやり辛いため、若干ストレスに感じます。

この機能がもっと機敏かつスムーズに使えるようになれば、もっと快適な読書ができるのに、といつも残念に思っています。

カラー表示できない

カラーで表示する必要があるかどうかは書籍によって異なりますが、それを選べないという意味において、デメリットであることは間違いありません。

書籍によって、

  • Wordのように文字データとしてデータ化されているもの
  • pdfのようにページをまるごとスキャンした状態でデータ化されているもの

と、配信方法が異なります。

文字データのものであっても、図や表が添付されていることは少なくありません。
それは全てモノクロで表示されます。

また、pdfのようにデータ化されているものは、イラスト等と文字が一体化した構成の書籍であればほとんどこの形式です。
書籍によってはカラーでないと見辛いものもあり、これはデメリットと言えるでしょう。
ちなみにこの形式の書籍だとハイライト機能も使えません。

使用してみた感想

私はもともと読書習慣がなかった人間です。
しかし、Paperwhiteを手に入れてからは、肌身話さず、通勤の時や自宅、プライベートの外出、様々なシーンで空いた時間に読書をするようになりました。

読書は人生を豊かにする、らしいです。

誰の言葉かは知りませんが、確かに、読書をしないより、読書をした方がより多くの視点や知見を得られ、人生を生きていく上において様々な選択肢が広がり、人生が豊かになる可能性が高まることは間違いないと言えるでしょう。

Paperwhiteは読書をより身近にしてくれる素晴らしいアイテムで、今私にとってはなくてはならない存在です。
これから読書をしていく上で、きっと私はPaperwhiteを使い続けると思います。
先述したとおり、不満点もありますが、これから改善されることもあるでしょうし、またモデルチェンジして性能がアップしたら買い替えてでも使い続けると思います。

読書を習慣化したい方は是非試してみてはいかがでしょうか。

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